和歌山教区海草組
  僧侶・寺族婦人会研修会

 
日 時   平成25年2月16日(土)
       午後2時から
会 場   報徳寺本堂
講 師   岩本 孝樹 師
       本願寺北山別院輪番
       (財)同和教育振興会評議員
内 容   「これからの浄土真宗」について
(A)はじめに
 〈同朋運動の原点〉
 (1)「差別の現実・事実から出発する」ということについて
 (2)部落差別を通して見えてくる教団の過去・現在・未来
 
  ●教団の歴史を学び、御同朋の教学を構築する視点
   教団の歴史を学ぶ意義→過去・現在・未来
 (3)御同朋はいつから始まったか
 (4)御同朋とはどのような運動か
  ●御同朋とそれ以前の運動との相違点はどこになるのか。
   ①差別は教団の差別意識・構造の反映か、差別は個人の責任か。
   ②教団の差別意識・構造を問えるか。
   ③差別の現実から出発するか、「タテマエ」から出発するか。
  (5)親鸞聖人の生き方に学ぶ
(B)親鸞聖人のめざしたものは
 (1)親鸞聖人の生きられた時代と社会
 (2)親鸞聖人の神祗観
 (3)親鸞聖人のめざしたもの
(C)親鸞聖人の生き方に学ぶ同朋運動の今日的課題
 (1)運動は継続……運動への批判は必要
 (2)同朋運動上からみた今日の教団の特徴
 (3)今後の課題
  (イ)差別の現状をどう把握するか
  (ロ)同朋運動の再生のために
  (ハ)同朋運動の目標

  長期的目標…差別・被差別からの解放、同朋教団の確立
  中期的目標…僧侶の体質(法名の本来化)、門信徒との課題の共有、教学する門信徒           の育成、御同朋の教学の実践
 短期的目標…自立した念仏者の連帯、事件の共有化、僧侶の充実、御同朋の教学を営          む基盤整理
●一人ひとりが担う運動、生き方が運動である。その生き方とは非僧非俗、そのような生き 方をかつては専修念仏と呼び、今日的には同朋運動推進者と呼ぶ。
●同朋運動はそうした意味で一人ひとりの念仏者が親鸞聖人の元に帰る運動である。

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