「第22回平和を希う念仏者の集い ー全戦没者追悼法要ー」



 和歌山教区では、1994年(平成6年)7月8日に「全戦没者追悼法要」を勤修いたしました。これは戦後50年を節目として、基幹運動の歩みから非戦の取り組みを受け、すべての教区で「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」の趣旨を体した法要を勤修していくことの呼びかけにより実施されました。
 1995年(平成7年)4月15日、本願寺御影堂での「終戦50周年全戦没者総追悼法要」のご親教で、ご門主は、
 戦争のために傷つき、斃(たお)れた方々の深い悲しみや切実な平和への願いに思いをいたすとき、私たちは、心をひきしめ、袖を正さずにはおれません。そして、とらわれをはなれて、過去の事実を確かめ、省み、戦争を繰り返さないよう、すべての人々に平和が実現するようにつとめなければなりません。それが、死をむだにしないということであります。(中略)世界の各地で争いの絶えない今、すべての「いのち」を尊ぶ仏教の精神を身につけ、実践していくことこそ、私たちの課題であると申せましょう。
と述べられました。このお心をいただくとき、再び戦争への道を歩まない平和な社会を築く運動を、単なる一過性のものに終わらせてはなりません。
 和歌山教区では、1945(昭和20)年7月9日の和歌山大空襲の日にあわせて、7月9日を「平和の日」と位置づけ、「平和を希う念仏者の集いー全戦没者追悼法要ー」を開催し、いのちの尊厳を守る取り組みを進めております。
 ぜひ、ご参拝くださいますようご案内申しあげます。



期 日   2015(平成27)年7月9日(木) 13:30より法要

会 場   本願寺鷺森別院 本堂

講 師   本多靜芳(ほんだしずお)   東京教区中組万行寺住職 本願寺派布教使
 
講 題   「まことの平和と真宗~安穏を祈る念仏(親鸞さまの御消息)~」

日 程   12:30  受付(受付後、参拝者随時焼香)
       13:30  追悼法要
       14:20  みんなで歌おう(コーラス)
       14:50  休 憩
       15:10  記念講演
       16:10  閉会式


※なお、参拝についてご懇志をたまわりたく存じます。何卒、ご協賛(ご懇志)のほどよろしくお願い申しあげます。

 

                                        実践運動和歌山教区委員会